Britannian Style Hinamatsuri 2016 - 姫の恩返し

昔むかし、あるところに、ナルト・キントキという農夫が住んでいました。 まじめでよく働く村一番の好青年でしたが、暮らしは貧しく一向に楽にはなりませんでした。 ある時彼は罠にかかった一匹のけものを助けてやりました。暗闇で姿こそよく見えませんでしたが、けものらしきものはキントキを何度も振り返り、うれしそうに森の中へと帰って行きました。

ある雪の降りしきる寒い夜。 一夜の宿を求めて若い女がキントキのもとへやって来ました。キントキは気の毒に思って女を泊めてやりました。女はその名をベニアカ姫と名乗り、都へ奉公に行くところだったのだと言いました。けれど、雪がやみ、春が来ても女は旅立つ気配を見せず、そのまま二人は結婚して幸せに暮らしました。

あるとき女はキントキに言いました。

「ねえお前さん。私はこう見えても機織の名手なの。どうか絹糸を買ってくださいな。立派な反物を織って差し上げましょう。そうすれば暮らしもちょっとは楽になるでしょう。」

キントキは女が言うことならと、貧しい家計から糸を買ってあげました。ところが機織部屋に入る前に、女はひとつだけ、キントキに約束させるのです。

「決して中を覗いてはなりません。約束を破ったら私たちはもういっしょにはいられなくなります。」

キントキは不思議に思いましたが、女の好きなようにさせました。

女の織る反物は思いの外良い値で売れましたので、二人はたちまち豊かになりました。金持ちになったキントキのもとにはあわよくば妻の座を奪おうと、よからぬ女たちが寄って来るようになりました。あるときそんな女の一人がキントキに言います。

「なんだってまあ、機を織ってるとこを見るなだなんて、きっとあんたの妻は化け物に違いないよ。」

そう言われるとキントキもだんだん心配になって来ます。 ある日とうとう、キントキは禁を破って部屋の中を覗いてしまいます。暗闇の中でうごめくそれは人の姿には見えず、キントキは腰を抜かしてしまいました。

「言いつけを破りましたね。私はもうあなたとはいっしょにいられません。さようなら。」

女はそう言い置いて、男のもとを去って行きました。

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日時: ※ 同日2回目以降に実施のシャードにつきましては遅れが発生する場合がございます。

2月26日(金) 出雲シャード / 21:00~ 瑞穂シャード / 22:00~

2月27日(土) 大和シャード / 21:00~

桜シャード / 21:45~

※ 以降に実施のシャードは内容が異なるため、 内容についてのご案内は各EMサイトでご確認くださいますよう、お願い致します。 北斗シャード / 22:00~

2月28日(日) 飛鳥シャード / 21:30~ 無限シャード / 22:15~

倭国シャード / 23:00~

集合場所: 禅都銀行(六分儀座標: 32o 16’N, 41o 37’W) 各シャードのEMホールにゲートを設置予定です。

◆ チャットチャンネルIzumo EM event(#なし)にお入りください。 ◆ 戦闘準備の上、お越しください。 ◆ 予期せぬ出来事が発生するかも知れません!貴重品はなるべく持ち込まないよう、お願いします。 ◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、   イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。   - イベント進行の妨害、かく乱行為。   - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。 ◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!

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